「足利尊氏」の出身地とは?わかりやすい解説とクイズ問題
「足利尊氏」の出身地について、わかりやすく解説をのせてるよ。解説を読んだあとには、どの程度理解できたかチェックするために4択クイズと穴埋めクイズに挑戦してみよう♪
足利尊氏の出生地については、複数の説がありますが、特に有力とされるのは丹波国上杉荘で、現在の京都府綾部市です。
足利尊氏の母である上杉清子が上杉氏出身であるため、その所領である丹波国上杉荘で尊氏が生まれたとする説が強い根拠を持っています。
この地域には現在も産湯(産湯:生まれ出た子をすぐ湯で洗うこと)を汲んだ井戸や産着で作られた袈裟(袈裟:僧が身にまとう衣服)など、足利尊氏の生誕に関連する遺物が残されていることも、その説を裏付ける証拠となっています。
一方で、足利氏が名を冠する下野国足利(現在の栃木県足利市)が足利尊氏の出生地であるという見解も存在しますが、足利氏が鎌倉幕府の設立以後、鎌倉に住むことが多かったため、この説は弱いとされています。
足利尊氏が実際に足利を訪れたことがない可能性も高いとされています。
足利尊氏の出身地クイズ問題
【4択クイズ問題】
Q
足利尊氏の出身地として有力視されているのはどこでしょうか?
現在の京都府綾部市にあたります。
- A. 丹波国
- B. 尾張国
- C. 下野国
- D. 信濃国
正解はA. 丹波国
【穴埋めクイズ問題】
足利尊氏の出生地に関して有力視されているのは、現在の京都府綾部市にあたる( ① )上杉荘です。この説は、尊氏の母、( ② )が上杉氏出身であることと、この地域に残る尊氏の生誕に関連する遺物が裏付ける証拠となっています。一方で、尊氏の名字の由来となる現在の栃木県足利市にあたる( ③ )足利も出生地として考えられますが、足利氏が鎌倉に居住していた事実から、この説は比較的弱いとされます。尊氏が足利を訪れたことがない可能性も高いとされています。
( )のことばを答えてみよう!
①丹波国
②上杉清子
③下野国
足利尊氏の歴史クイズ(索引)