「織田信長」の家紋は?信長を表す七つの家紋
4択クイズ問題
Q1
織田信長が斯波氏から授かった家紋は何でしょう?
- A. 織田木瓜
- B. 五三桐
- C. 揚羽蝶
- D. 丸に二つ引両
Q2
織田信長が天下統一の象徴として採用した家紋は何でしょう?
- A. 五三桐
- B. 十六葉菊
- C. 揚羽蝶
- D. 無文字
Q3
織田信長が日本で広く流通していた貨幣から採用した家紋は何でしょう?
- A. 十六葉菊
- B. 織田木瓜
- C. 永楽通宝
- D. 五三桐
Q4
織田信長が足利義昭から授かった家紋は何でしょう ?
- A. 五三桐
- B. 丸に二つ引両紋
- C. 十六葉菊
- D. 無文字
Q5
織田信長が正親町天皇から賜った家紋は何でしょう?
- A. 五三桐
- B. 永楽通宝
- C. 十六葉菊
- D. 揚羽蝶
穴埋めクイズ問題
織田信長の家紋には複数の種類があり、それぞれ異なる意味や由来を持っています。主な家紋には( ① )があり、これは信長の父・織田信秀が斯波氏から授かったもので、奈良時代に中国から伝わった木瓜紋に由来します。また、「揚羽蝶」は平清盛が使用していた縁起の良い紋で、天下統一の象徴として採用されました。「永楽通宝」は中国の永楽帝が鋳造を始めた銅貨を図案化した家紋で、信長の政治的野心を象徴しています。「丸に二つ引両紋」は足利家の紋で、天下統一の意味を持ち、足利義昭から授かりました。( ② )は足利義昭を室町幕府の将軍に奉じた恩賞として授かり、格式高い紋とされています。正親町天皇からは「十六葉菊」の家紋を賜り、朝廷との共存関係を示しています。( ③ )は精神的な清浄さや悟りの境地を象徴する家紋で、織田信長だけでなく、他の戦国武将も使用していました。
( )のことばを答えてみよう!
「織田信長」の家紋をわかりやすく解説
織田信長の家紋「織田木瓜」は、織田家を象徴する家紋で、信長の父・織田信秀が尾張国の守護大名であった斯波氏から授かったものです。
この家紋は奈良時代に中国から伝わり、日本の10大家紋の一つに数えられる木瓜紋に由来します。
木瓜紋の名前には複数の説があり、神社仏閣の装飾や木瓜の花、キュウリの切り口を図案化したものなどがその起源とされています。
越前の朝倉氏との婚姻関係を通じて織田家でも木瓜紋が採用されました。
織田信長は、平清盛が使用していた縁起の良い「揚羽蝶」を家紋として採用しました。
蝶が成長する姿から、織田家が天下統一を目指す象徴として選ばれました。
平家の流れを汲む公家や武家がこの紋を使用していたことから、織田信長は自身を平家の末裔と位置づけ、源氏の系統である足利家が開いた室町幕府に代わって日本を統治する意志を表明しました。
織田信長は、「永楽通宝」を家紋として採用し、自身の旗印にも使用していました。
この紋は、中国の永楽帝が鋳造を始めた銅貨「永楽銭」を図案化したもので、室町時代から江戸時代初期にかけて日本で広く流通していた貨幣を表しています。
また、織田信長の家臣である仙石秀久や黒田長政も同様の紋を使用していたことが記されています。
織田信長は、「丸に二つ引両紋」を家紋として使用しましたが、この紋は元々足利家の紋で、2匹の龍が天に昇る様子を表し、天下統一の意味を持つものです。
足利家の富と尊崇の象徴であったこの紋は、室町幕府第13代将軍足利義輝の死後、織田信長が足利義昭を支援し幕府を再興した功績により、義昭から信長に与えられました。
織田信長は、足利義昭を室町幕府の将軍に奉じた恩賞として、「五三桐」の家紋を授かりました。
この紋は、桐の花が中央に5つ、左右に3つ並び、下に3枚の葉が配置された模様です。
家紋はもともと公家に用いられていたが、武士が朝廷や将軍家から特別な貢献を認められた際に下賜されることがあり、「五三桐」は皇室ゆかりで格式高い紋とされています。
織田信長は、正親町天皇から16枚の菊の花びらを持つ「十六葉菊」の家紋を賜りました。
この家紋は皇族が使用する由緒正しい格式高い紋章であり、織田信長が朝廷を経済的に支援し、朝廷と共存関係にあったことを示しています。
織田信長の家紋「無文字」は、円の中に「無」の文字が印されており、一般的には、この「無」の文字は煩悩から解放された無心の状態を象徴しているとされ、精神的な清浄さや悟りの境地を目指していることを示しています。
織田信長だけでなく、上杉謙信や片倉景綱といった他の名だたる戦国武将も無文字紋を使用していました。
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