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「雪舟」は何をした人?どんな人物?年表・本名・国宝・エピソードまとめクイズ問題

雪舟
この記事を通じてわかること
歴史博士
雪舟は何をした人なのか、そしてどういう人物だったのか。雪舟の歴史や生涯をわかりやすく解説し、クイズ問題にしています。解説のあとに、4択クイズ穴埋めクイズがあるので挑戦してみて下さい。
助手ねこ
クイズに答えながら、雪舟について楽しく学んでいけるで〜♪

「雪舟」は何をした人?したことを簡単に解説

『絹本著色雪舟自画像(模本)』(重要文化財[注釈 1]、藤田美術館)
『絹本著色雪舟自画像』(藤田美術館) 画像出典:wiki
歴史博士
まずは雪舟が何をした人なのかをわかりやすく簡単に説明するね。
助手ねこ
よっしゃ!雪舟が何をした人なのかを簡単に知っとこう!ほないくで〜♪

雪舟せっしゅうは1420年、現在の岡山県総社市そうじゃしにあたる備中国で生まれ、幼少期から絵の才能を示しました。

9歳のとき、京都の相国寺しょうこくじに入寺し、そこで画業がぎょうの基礎を築きました。

相国寺での修行は、ただぜんを学ぶだけではなく、将軍家お抱え絵師の天章周文てんしょうしゅうぶんに師事し、その指導のもとで画才を磨きました。

雪舟はさらに修行を積みますが、当時流行の繊細せんさいな画風に馴染めず、34歳で山口に移ります。

山口では大内おおうち氏の保護のもと、絵画に専念します。

中国との交流が盛んだった山口で、中国の高僧こうそうが書いた「雪舟」という字に触れ、自らを「拙宗せっそう」から「雪舟」に改めました。

48歳で中国に渡り、約3年間の滞在中には中国の名勝を訪れ、当時の中国画に触れ、その画風に触れることで自身の芸術観を深めました。

帰国後は、日本の水墨画を革新し、独自のスタイルを確立し、その技術は後の画家たちに大きな影響を与え、雪舟は日本水墨画の頂点といわれるるようになりました。

雪舟の代表作としては、「慧可断臂図えかだんぴず」や「秋冬山水図しゅうとうさんすいず」があり、これらは国宝に指定されています。

雪舟は60歳を過ぎてからも創作意欲がおとろえることなく、晩年まで筆を取り、絵画を描き続けました。

雪舟は諸説ありますが、1506年ごろに、86歳で亡くなります。

「雪舟」の年表(生涯)

歴史博士
年表を使って、「雪舟」の歴史や生涯を見てみましょう。
年代 出来事の概要 詳細な説明
1420年 誕生 雪舟、本名は等楊とうよう、備中赤浜あかはま(現在の岡山県総社市)に生まれる。
1429年頃 相国寺に入る 9歳ごろに京都の相国寺に入り、後に将軍家お抱え絵師の天章周文に師事。
1454年 山口に移る 大内氏の保護のもと、絵画に専念する。
1467年 明へ渡航 47歳で水墨画すいぼくがの本場、明(現在の中国)へ渡航し、画法を学ぶ。
1469年 帰国 49歳で日本に帰国後、大内氏の庇護を受け、多くの作品を残す。
1486年 「山水長巻」を描く 67歳で「山水長巻さんすいちょうかん」を描き、これが後に国宝に指定される。
1490年 「自画像」を描く 自画像じがぞう」を描き、弟子の等観とうかんに与える。
1495年 「破墨山水図」を描く 破墨山水図はぼくさんすいず」を描き、後に国宝に指定される。
1506年(諸説あり) 死去 正確な死没年は不明だが、86歳で亡くなる。1502年に亡くなったともいわれる。
助手ねこ
ここからは「雪舟」について深く知るためにさらなる解説歴史クイズ問題のスタートやでぇ〜!ワイは歴史めっちゃ好きやねん!楽しみやわ〜♪

「雪舟」はどんな人物?わかりやすい解説とクイズ問題

歴史博士
「雪舟」がどんな人物なのか、わかりやすく解説をのせてるよ。解説を読んだあとには、どの程度理解できたかチェックするために4択クイズと穴埋めクイズに挑戦してみよう♪
解説

雪舟は、室町時代中期に活動した禅僧であり水墨画家です。

備中赤浜(現在の岡山県総社市)出身で、1420年頃に生まれ、1506年ごろに亡くなったとされます。

幼少期に地元の宝福寺ほうふくじに預けられた雪舟は、絵を描くことに夢中になり、その才能を見込まれて10歳ごろに京都の相国寺しょうこくじに送られました。

ここで将軍家に仕えていた絵師の、天章周文てんしょうしゅうぶんに師事し、絵画だけでなく禅の教えも学びました。

雪舟の画業は、特に水墨画で顕著で、50歳を前にして、雪舟は画技をさらに深めるため、明(現在の中国)へ渡り、そこで四明天童山第一座しめいてんどうだいいちざという称号を受けました。

明での経験は、雪舟の画風に大きな影響を与え、宋や元の時代の画家たちの作品を模写し、独自の表現を追求しました。

明から帰国後は、自然の風景こそ最大の師として日本各地を旅しながら作品を創出しました。

雪舟の代表作には、「秋冬山水図しゅうとうさんすいず」、「慧可断臂図えかだんぴず」などがあり、これらの作品は、墨の濃淡を巧みに使い、自然の美しさを表現しています。

また、雪舟は絵画だけでなく、庭園設計においてもその才能を発揮しました。

雪舟の作る庭は自然を模倣し、石と植物を使って風景を表現することで知られています。

山口市にある常栄寺庭園じょうえいじていえんなどがその例です。

雪舟はどんな人物クイズ問題

歴史の偉人クイズ問題
【4択クイズ問題】
Q
雪舟が中国に渡って学んだ後、どのような称号を受けましたか?

ヒント
雪舟はこの称号を、中国の明で画家として技を深めた際に受けました。
  • A. 大明国師
  • B. 四明天童山第一座
  • C. 唐山大画師
  • D. 京師画長
解答(男性)
正解はB.四明天童山第一座 

 

【穴埋めクイズ問題】

雪舟は室町時代中期に活躍した日本の画家で、備中赤浜出身です。1420年頃に生まれ、1506年頃に亡くなりました。雪舟は幼少期に宝福寺に預けられ、10歳ごろに京都の相国寺で( ① )に師事しました。絵画と禅の教えを学び、特に( ② )で知られています。50歳を前に明へ渡り、帰国後は日本各地を旅しながら( ③ )を多く描きました。雪舟の代表作には「秋冬山水図」、「慧可断臂図」などがあります。また、庭園設計でも活躍し、有名なものとして常栄寺庭園などが挙げられます。

(  )のことばを答えてみよう!

解答(女性)
天章周文
②水墨画
③風景画

 

雪舟の歴史クイズ(索引)
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