「紫式部」の本名をわかりやすく解説
「紫式部」の本名について、わかりやすく解説をのせてるよ。解説を読んだあとには、どの程度理解できたかチェックするために4択クイズと穴埋めクイズに挑戦してみよう♪
紫式部の本名は不明であり、その理由は平安時代の文化的習慣によるものとされています。
当時の日本では女性の本名を公にすることは一般的ではありませんでした。
そのため、公式な記録や文献には、「○○の娘」や単に「女」といった形でしか記されていません。
紫式部の名前も、紫式部の父である藤原為時が式部丞(式部丞:式部省の判官四人の総称)という職に就いていたことから、「式部」という名が用いられ、「紫」は紫式部の作品である「源氏物語」の影響であると考えられます。
源氏物語には「紫の上」というキャラクターが登場することから、この名が紫式部にも関連付けられたと推測されています。
また、紫式部は、「香子」という名前が本名であった可能性が指摘されていますが、これは一つの説に過ぎず、確固たる証拠は存在しません。
「紫式部」の本名クイズ問題
【4択クイズ問題】
Q
紫式部の「紫」の由来とされているのは何でしょうか?
「紫の上」が関連付けられて紫式部の「紫」となり、式部丞という役職から紫式部の「式部」が生まれました。
- A. 母の名前
- B. 源氏物語に出てくる登場人物
- C. 紫式部集に織り込まれている和歌
- D. 父の就いていた役職
正解はB. 源氏物語にでてくる登場人物
【穴埋めクイズ問題】
紫式部の本名は不明です。その理由は、平安時代の( ① )によるもので、女性の本名を公表することは一般的ではありませんでした。記録や文献では女性を「〇〇の娘」や「女」としてのみ記す慣習がありました。紫式部の名前は、父・藤原為時が( ② )という職に就いていたことから「式部」という名が用いられ、紫式部の作品「( ③ )」にでてくる「紫の上」から「紫」が名前に付け加えられたとされています。また、「香子」という名前が紫式部の本名であるという説もありますが、これは確証がなく、広く認められているわけではありません。
( )のことばを答えてみよう!
①文化的習慣
②式部丞
③源氏物語