「北条時宗」の寺とは?わかりやすい解説とクイズ問題
「北条時宗」の寺について、わかりやすく解説をのせてるよ。解説を読んだあとには、どの程度理解できたかチェックするために4択クイズと穴埋めクイズに挑戦してみよう♪
円覚寺は、1282年に鎌倉幕府の第8代執権、北条時宗によって建立された禅宗の寺院です。
この寺は、中国宋時代の高僧である無学祖元を招いて開山されました。
北条時宗は、18歳で執権となり、深く禅宗に帰依していました。
円覚寺の建立は、国家の鎮護と禅の普及、さらには元寇による日本と蒙古の犠牲者を敵味方問わずとむらうための意志から始まりました。
寺名「円覚寺」とは、建立時に「円覚経」という仏典が出土したことに由来しています。
また、寺の山号「瑞鹿山」は、無学祖元の法話を聞きに集まった白鹿の逸話にちなんで名付けられました。
円覚寺は鎌倉時代から江戸時代にかけて、何度かの火災に見舞われながらも、多くの支援と修復を経て現在に至っています。
特に江戸時代後期には大用国師によって伽藍が再建され、多くの僧侶や居士(居士:出家せず家に居たまま仏道を修行する男子で、特に、在家の禅の修行者)がここで修行を積みました。
北条時宗の寺クイズ問題
【4択クイズ問題】
Q
北条時宗が建立した寺院は何でしょうか?
この寺は禅宗の寺院で、中国宋時代の高僧無学祖元を招いて開山されました。
- A. 浄妙寺
- B. 光明寺
- C. 極楽寺
- D. 円覚寺
正解はD. 円覚寺
【穴埋めクイズ問題】
円覚寺は、1282年に北条時宗が鎌倉で創設した( ① )の寺院です。この寺は、中国宋時代の高僧である( ② )を招いて開山されました。時宗は若くして執権となり、( ① )に深く帰依しました。寺の建立は、国を守る意志と、元寇での日本と蒙古の犠牲者をとむらうためのものでした。寺名は、「( ③ )」が発見されたことから名付けられ、「瑞鹿山」の名前は( ② )の法話に集まった白鹿の話に由来します。江戸時代には大用国師によって伽藍が再建され、多くの修行者が育った重要な禅の拠点です。
( )のことばを答えてみよう!
①禅宗
②無学祖元
③円覚経
北条時宗の歴史クイズ(索引)