「源義経」の性格とは?わかりやすい解説とクイズ問題
源義経の性格は、過去の記録や逸話を通じて探ることができます。
源義経は、戦場における異例の戦術で知られ、その勇猛さは多くの人に称賛されています。
しかし、その背後には、強引さや自己中心的な行動が見られる場面もありました。
例えば、鶴岡八幡宮の上棟式(上棟式:柱や梁など建物の基本構造が完成し、棟木を上げる際に行われる儀式)で、大工の棟梁に馬を与えるよう命じられた際、源義経は馬を与えるに見合う身分の人間がいないとしてこの命令を断りました。
これは、自己の価値観と社会的地位に対して、過度な意識をしていることをあらわしています。
また、一ノ谷の合戦後、平家一門の首を獄門に晒すことを朝廷に要求した際、平家が皇室の外戚(外戚:母方の親戚)であることを理由に拒否されたにもかかわらず、源義経は自らの父である源義朝の仇として獄門にすることを強硬に主張しました。
この行動は、源義経が私情を優先させ、時には社会的な慣習や規範を無視する傾向があったことをあらわしています。
さらに、壇ノ浦の戦いの後、源義経が鎌倉殿の指示を守らずに行動し、坂東家の人からの恨みを買いました。
このような自らの意志を優先する姿勢は、源義経が他人の意見に耳を傾けず、独自の判断を重んじる性格を持っていたことをあらわしています。
その一方で、源義経は自分の命や部下の命を危険に晒しながらも、戦場で先頭に立ち、勇敢に戦う姿勢をみせました。
この行動は、源義経が自身の信念に基づき、何事にも全力を尽くす性格であったことをあらわしています。
後白河法皇に対して源頼朝との対立を説明する手紙では、源義経は自らの苦悩をうちあけ、兄に対する不満や生きる希望を失っている心情を明かしています。
これは、源義経が内面的な葛藤を抱え、孤独や絶望を感じていた瞬間もあったことをあらわしています。
源義経の性格クイズ問題
【4択クイズ問題】
Q
源義経の性格として当てはまるのは何でしょうか?
- A. 協調性に長けた性格
- B. 温厚な性格
- C. 自己中心的な性格
- D. 臆病な性格
【穴埋めクイズ問題】
源義経の性格は、勇猛な戦士としての面と、時に強引かつ( ① )な行動を見せる面がありました。( ② )に対する意識が強く、自分の信念を貫くためなら社会的慣習や規範を無視することもいとわない性格でした。他人の意見よりも独自の判断を優先する傾向が強い一方で、自分や部下の命をかけてでも戦場で先頭に立つ( ③ )を持っていました。また、兄である源頼朝との葛藤や内面的な苦悩を抱え、孤独や絶望を感じる瞬間もあったことがうかがえます。
( )のことばを答えてみよう!
- 「源義経」は何をした人?
- 「源義経」の年表(生涯)
- 「源義経」はどんな人物?
- 「源義経」の死因
- 「源義経」の伝説
- 「源義経」の性格→今ココ
- 「源義経」の戦い
- 「源義経」のエピソード
- 「源義経」の兄
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