「楠木正成」の銅像とは?わかりやすい解説とクイズ問題
楠木正成の銅像は、東京都千代田区にある皇居内に立つ、後醍醐天皇の忠臣として知られる正成を称える約8メートルの壮大な彫像です。
この銅像は、楠木正成が後醍醐天皇を兵庫で出迎えた際の勇姿を表しており、手綱を握り馬を抑える姿勢で拝礼しようとする様子が描かれています。
楠木正成の銅像がなぜ皇居にあるのかというと正成が「皇室へ忠義」を貫き続けた人であったからです。
楠木正成は、鎌倉幕府に不満を持つ後醍醐天皇の倒幕計画に賛同し、天皇中心の政治を復活させるために尽力しました。
計画が幕府に見つかり、後醍醐天皇が隠岐島(現在の島根県)に流されても、その勢いは衰えることなく、多くの武将が後醍醐天皇のもとに集まりました。
楠木正成はこれらの動きの中で積極的に行動を起こした一人であり、後に足利尊氏と共に鎌倉幕府を滅ぼすことに成功します。
その後、後醍醐天皇は建武の新政を開始し、倒幕に貢献した武将たちに恩賞を与えましたが、武士たちの間で後醍醐天皇の不満は高まり、最終的には足利尊氏と後醍醐天皇との間で戦いが勃発します。(湊川の戦い)
この戦いでも、楠木正成は後醍醐天皇側に立ち、その忠義を貫きましたが、結果的に足利尊氏軍に敗れ、戦いで命を落とします。
この出来事により、楠木正成は後醍醐天皇の忠臣であったことから、正成の銅像が皇居に置かれるようになりました。
楠木正成像の顔は正面とは反対側の皇居側を向いていますが、これは皇居に対して顔を背けるのは失礼にあたるという理由があります。
楠木正成の銅像クイズ問題
【4択クイズ問題】
Q
楠木正成の銅像が皇居に設置された主な理由は何ですか?
- A. 東京都の観光名所として
- B. 楠木正成の出身地であるため
- C. 皇室への忠義を象徴するため
- D. 騎馬の姿勢を人々に示すため
【穴埋めクイズ問題】
楠木正成の銅像は、東京都千代田区の( ① )に約8メートルの高さで立っており、( ② )への忠義を象徴しています。この像は、楠木正成が兵庫で( ② )を出迎える勇姿を表しており、馬を抑えながら拝礼する様子が描かれています。楠木正成は鎌倉幕府に不満を持ち、後醍醐天皇の倒幕計画に賛同し、( ③ )と共に幕府を滅ぼしましたが、最終的には( ③ )との戦いで敗れ、命を落とします。( ① )内にその銅像があるのは、楠木正成が皇室への忠義を貫いたためです。像は( ① )側を向いていますが、これは( ① )に背を向けることが失礼にあたるためです。
( )のことばを答えてみよう!